感想書くのは難しい

感想サイトを運営している人は、感想を書くときにシナリオを何度プレイしているのでしょうか、どれほど解析しているののでしょうか。


先日、MNS氏の「大猿岩」、「塩の降る村」をプレイしたのですが、どちらも良作で、特に「塩の降る村」のほうはすばらしい作品でした。ですが、このシナリオに対して「すばらしい」という言葉では感想としては不十分でしょう。
では、どのような感想を述べればよいかというと、これが難しい。僕にはとても1回のプレイでレビューを作ることはできません。


シナリオの中にはマルチルート、マルチエンディング、隠しイベントなど、一度のプレイでは経験できないいわゆる「死にデータ」が含まれているものが多くあります。この「死にデータ」を味わわないままシナリオを評価するのは、シナリオに対して失礼なようにすら感じるわけです。
感想サイトの中には、「プレイしたくなくなったので、途中で緊急避難(F9)した」といった感想を載せているものがありますが、これではシナリオを正当に評価しているとは言えず、読者も参考になりません。


シナリオに対して敬意を払い、シナリオ全体を抱擁するような丁寧な感想を書きたいものです。