たろう氏作「幼き未熟者」をプレイ

例にもれず「今度の奴らは群れで来る」の続編で、1人用の長編ノベルシナリオです。
暗殺者殺害の依頼を持ちかけられるが、実はその暗殺者は……という導入から始まるストーリーで、今回は暗殺業が1つのテーマであり、もう1つの主題が、タイトルにあるとおり「若い未熟なもの」となっています。
今回はシリアスな部分が少なく、逆にエンターテイメント性が高いように感じました。
後半の和気藹々とした冒険者宿の雰囲気や、“幼き未熟者”の拙さがほほえましくて、ついつい笑みがこぼれてしまいます。
最後も気持ちのよい終幕で、殺伐とした冒険者家業のしがらみを癒してくれるシナリオではないでしょうか。
非常に長いシナリオですが、最後まで楽しめました。