寝る前サクッとCardWirth

公式ファンサイトで先日公開された寝る前サクッとCardWirthですが、色々なサイトを回ってみますと、この機会にとプレイされた方が少なからずいらっしゃるようです。


有名な作品が寄せられていることもあってか、きちょうじはすべてプレイ済みなので、プレイヤーとしては恩恵にあずかっていません。
しかし、拙作が初回パックに収録されるという光栄を賜り、まことに嬉しく思っている次第です。


ただし、企画としての問題点もいくつかあるように思います。


1つは宣伝が十分でないことです。
収録シナリオにいったいどれほどの推薦を得られているのか分かりませんが、推薦は多いに越したことはありません
そういう意味では、収録シナリオの推薦を求める宣伝文句が乏しく目立たない現状を憂慮せざるを得ません。


2つ目として、本当に企画に沿った推薦が寄せられているかということです。
推薦されたシナリオが本当に「寝る前にサクッとCWを楽しんでもらえる」ような作品かどうかどのように吟味しているかは定かではありません。
愛護協会の会員はCWプレイヤーとしては熟練者がそろっているでしょうから、作者のネームバリューや感想サイト、実際にプレイした感想などをもとに、長編シナリオを除いたり、地雷を撤去したりなど、本当に企画に適当なシナリオなのか判断するのが簡潔な方法なのではないでしょうか。
まあ実際に収録されているものを見ると特に問題は感じられないので、これに関しては今のところ杞憂なのかもしれません。


3つ目として、どのシナリオをパックに収録するのかについです。
SPCWのがじろー氏は掲示板でこう述べていました。
低レベルシナリオを第一セットで配布することも考えようかと。
ですが、これは実現せず、初回は対象レベルがバラバラのシナリオが収録されました。
プレイヤーそれぞれのプレイスタイルにもよりますが、対象レベルがまちまちだとなかなか連続してプレイできない人が多いのではないでしょうか。
vol.2ではその点は解消されたかに見えますが、この調子で対象レベルは揃えて欲しいものです。


また、同じ作者のシナリオが複数同梱されているのはどうでしょうか。
きちょうじの経験から申しますと、ある作者のシナリオをプレイして面白かったら、その作者の他のシナリオもダウンロードします。ですから、例えば「Sad in Satin」をプレイしたら、そのプレイヤーは「蜘蛛天井」も「歯の欠けた鍬」も入手する可能性が高いのではないでしょうか。
そういった意味で、収録シナリオの作者にバラエティを持たせることで、プレイヤーのシナリオ選択の幅を広げることができると思います。


以上がこの企画について気になった点です。
vol.2が公開されてから一ヶ月以上が経過しましたが、vol.3ははたしてどのような形で発表されるのでしょうか。