Ubuntuでカードワースを起動させてみる

あけまして、おめでとうございます。
年末年始の休みを利用して、メインのOSをLinuxに移行することにしました。
Ubuntu(8.10)というLinuxで、ここ数年大人気のOSです。


そして、カードワースLinuxで動かそうとしてみました。
結論から言うと、失敗しました…


最初に試したのは、VMwareです。
まず、UbuntuにVMwareServer1.08をインストールします。
そう簡単にはインストールできないので、ウェブで検索しながらねじ込みました。
私の場合、キーボードの認識(キーマップ)がおかしかったので、~/.vmware/configに設定を追加しました。
次に、ゲストOSとして仮想マシンWindowsXPをインストールします。
WindowsXPをインストール後、VMware-Toolsをインストールし、各種ドライバを導入します。
カードワースが入っている外付けHDD(FAT32)をUbuntuにマウントします。(LinuxNTFSもFATもマウントできます)
VMware上のWindowsXPにて、ネットワークを構成し、ワークグループを作成します。
Ubuntuにsambaを導入し、/etc/samba/smb.confをいじくっってワークグループを設定した後、マウントしていたカードワースディレクトリを共有しました。


さて、これで準備万全だ。CardWirthを起動!
しかし、MIDIの演奏がすごくゆっくりで、動作もとても重いものでした。これではプレイに耐えません。
どうやら、VMwareMIDI演奏をサポートしてないのが原因の様です。


というわけで、次はWineというエミュレータ(?)を試してみました。
こちらの方は以前別のマシンで試したことがあるのですが、MIDI演奏が重い、日本語が入力できない、戦闘シーンのアニメーションがノータイムなどの問題がありました。
最近Wineがバージョンアップしたということで、かすかな希望を抱いてリトライしてみました。
まず、SynapticからWineをインストールします。
そこで、カードワースを起動してみましたが、なぜかMIDIが演奏されませんでした。
今となっては何が悪かったのか不明ですが、その後Timidity++を導入したりすると演奏されるようになりました。
以前よりよくなった点は次のとおりです。
・日本語が(たまに)入力できる。
MIDIを演奏していても、動作速度が落ちない。
気になった点は以下のとおりです。
・台詞にやたらバッククォーテーションが入る。
MIDIがループしない。
・台詞の速度をノータイムか普通速度にしかできない。(微妙な調整が効かない)
・右クリックで表示されるカード解説が一行表示になる。(Windowsでも条件次第で発生するバグ)
・ゴブ洞ラストバトルで「0による除算」とか表示されて、フリーズした。
まだまだ問題がてんこ盛りで、プレイには耐えませんでした。


Wineでのプレイ画像(一応いろいろ我慢すればプレイできる)


まあ、カードワースWindowsでプレイしろってこった。


<後記>
その後、VirtualBoxを導入してみたところ、プレイできる水準で動作しました。